テクニカル分析の一部としてチャートパターンは活用すべき重要な指標です。
初心者でもとっかかり易いというメリットがあります。
実はプロまでもこのテクニカルのチャートパターンを活用しています。
理由は相場のトレンドや値動きを予測する上、絶対的に必要不可欠なものだからです。
今から紹介する8個のチャートパターンは、トレーダーが共通して認識をしている情報であり、うまく使えば大衆は同じような動きをする為、時には大きな利益を上げることもできます。
①上昇三角形
②下降三角形
③対象三角形
④フラッグ
⑤ウェッジ
⑥ダブルボトム
⑦ダブルトップ
⑧ヘッド&ショルダー
①上昇三角形(上昇トライアングル)
上昇三角形は強気の上昇継続を表すチャートパターンであり、三角形の線が収束する価格でパワーがたまり高い可能性でブレイクアウトすることを表しています。
このパターンは抵抗が確認できる場所に抵抗線を置き、支持されているポイントにそって上昇線(トレンドライン)を引くことで完成します。
上昇三角形のトレード戦略はこうだよ
- エントリー
抵抗線をブレイクしたタイミング - 損切り
上昇トレンドを下抜け、トレンドが反転したら - 利確
上昇三角形の最初の下落幅同様の値幅
②下降三角形(下降トライアングル)
これは先程の上昇三角形と異なり、下降三角形は相場が弱気なトレンドを示します。水平な支持線で抵抗線が下降していることにより、下降のブレイクアウトを表しています。
このパターンの描き方としては、水平の抵抗線を置き下降のトレンドラインを引くだけで完成です。
下降三角形のトレード戦略はこうだよ
- エントリー
水平線『安値』をブレイクしたタイミング
- 損切り
下降トレンドを上回る、切り上げた場合 - 利確
三角形の最初の上昇同様の値幅にて
③対称三角形(三角持ち合い)
対称三角形とは2本のトレンドラインが交わることで、どちらかの方向にブレイクアウトすることを意味します。
対称三角形のトレード戦略はこうだよ
- エントリー
対象三角形の頂点をどちらかにブレイクしたタイミング - 損切り
ブレイク方向の反対側のトレンドラインをまた抜けると
- 利確
三角形の一番長い辺の長さと同等の値幅で
④フラッグ
フラッグのチャートパターンは、長方形に傾斜している形をとっておりサポートラインとレジスタンスラインは、ブレイクアウトするまでに平行にひかれます。
ブレイクアウトは通常フラッグを形性するトレンドラインと反対方向に起こり、反転のパターンであることを意味する。
フラッグのトレード戦略はこうだよ
- エントリー
平行に引いたトレンドライン『フラッグ』の向きと反対にブレイク - 損切り
フラッグ内の安値を切った場合 - 利確
フラッグの高さと同様の値幅
⑤ウェッジ
ウェッジパターンは、水平方向のトレンドラインはなく、サポートラインとレジスタンスラインの間で値動きが狭くなって来ることを表しており、上昇ウェッジと下落ウェッジの2種類が存在します。
下降ウェッジの場合抵抗ラインブレイクが考えられ、また上昇ウェッジの場合、支持ラインブレイクで下落が考えられます。つまりトレンドの逆にブレイクしているのでこれは反転パターンといえます。
ウェッジのトレード戦略はこうだよ
- エントリー
トレンドの逆方向に明確にブレイクしたタイミング - 損切り
前回のローソク足の終値を割った場合 - 利確
ウェッジ開始時の値幅と同様の幅
⑥ダブルボトム
ダブルボトムとはWの形に類似しており、一度価格が下落し二度支持線をブレイクするのに失敗したことを示しています。
有名なトレンドの反転パターンの一つです。このチャートパターンは十分な下落圧力が足りないということです。なぜなら支持線を二回試してブレイクできなかったからです。ということは下落圧力の消失ということで同時に上昇トレンドのフェーズに移行します。
ダブルボトムのトレード戦略はこうだよ
- エントリー
Wの真ん中の高値をブレイクしたタイミング - 利確
ブレイクして支持線に切り替わったがまた切り下げた場合 - 損切り
ダブルボトム開始の幅と同じ幅
⑦ダブルトップ
ダブルトップとはダブルボトムと別にMの形状に類似しており、一度価格が上昇し二度抵抗線をブレイクするのに失敗したことを示しています。
ダブルトップのトレード戦略はこうだよ
- エントリー
Mの真ん中の安値をブレイクしたタイミング - 損切り
ブレイクして抵抗線に切り替わったがまた切り下げた場合 - 利確
ダブルトップ開始の値幅と同じ幅
⑧ヘッド&ショルダー
ヘッドアンドショルダーは、上昇相場から下落相場への反転型チャートのチャートパターンです。
大きなピークとその両側にある2つの小さなピークが特徴で、3つのレベルはすべて同じサポートレベルまで下がります。その後、トレンドは下降に転じ、ブレイクアウトする可能性が高いのがこのチャートパターンです。
このへッドアンドショルダーもダブルトップ/ボトム同様大衆がかなり意識するチャートパターンです。
ヘッドアンドショルダーのトレード戦略はこうだよ
- エントリー
3つの山の安値に支持線を引き、それをブレイクした場合 - 損切り
ブレイクした支持線を切り返してきた場合 - 利確
ヘッドアンドショルダーの最も高い値幅と同様の幅
まとめ
ここまでお疲れ様でした。
以上8つのチャートパターンがFXで実践的に使える代表的なパターンでした。
これらはブレイクアウトや反転などの値動き(プライスアクション)を事前に決定するのに役立つとされています。
チャートパターンを認識することは、市場での競争力を高めることにつながります。
また同時に大衆がどのように動くかを予測しやすくなります。
どのタイミングでエントリーされ、どのタイミングで損切りが入りやすいかを理解してください。
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本日はFXで実践的に活用できるチャートパターンをまとめてご紹介しますね。
今回の記事からチャートパターンを学ぶことで大衆が常に何を考えているかを理解することができます。
これらは勝ちトレーダーになる為に必須条項ですのでしっかりと腹に落とし込んでください。
この記事を理解することで、相場の中の相手が何を考えているのかを理解できるということなのでその情報を元に逆手にとって利益を出していけばいいのです。