「為替ってよく聞くけど何??」「難しそう」そんな方に向けて、「為替」の基本からわかりやすく解説します!実は私たちの生活にとても身近な「為替」について、これを読んで根本から理解していきましょう!
為替レートとは何?
為替レートとは、通貨の交換レートのことです。
簡単に解説しますと、
外貨(アメリカドル、ポンド、ペソetc..)と日本のお金を交換する際の取引価格のことです。
では実践的なことを踏まえてお話を進めていきます。
①外貨の価格
いきなりですが質問します。
1ドル=100円ってどういうことだと思いますか?
1ドルが100円で交換できるって事?
そう!1ドルの価格は100円という事。
つまり100円出せば1ドルが手に入るということです。
為替レートは、ある国の通貨1単位の価値を他の国の通貨で表示するものです。米ドル/円で例えますと、1ドル100円は1ドルの価値そのものが円だと100であるということを表しています
価値の表し方
通貨価値をどこの国の通貨で表すかの二通りの表し方があります。
それが❶自国通貨建て❷外国通貨建てです。
自国通貨建て
外国通貨の価値を自国の通貨で表示する方法を『自国通貨建て』と言います。
例えば、ニュースでよく聞く『1ドル=111円となり前日よりも円安になりました』というのは、1ドルの価値を自国通貨(円貨111円)で表したものということです。
外国通貨建て
自国通貨の価値を外国通貨で表示する方法を『外国通貨建て』と言います。
これはシンプルに自国通貨建ての表示方法と逆であり、
例えば、『1円=0.01円』という表示は外貨で自分達の居住している日本という国の通貨価値を外貨(米ドル)の基準で表したということです。
各国の主要通貨は何??
各国の主要通貨は、米ドル、ユーロ、人民元、日本円、英ポンドとなります。
【各国の通貨表記】
米ドル | USD |
ユーロ | EUR |
イギリスポンド | GBP |
日本円 | JPY |
ここまでを踏まえて簡単な復習問題です。
問題1
EUR/USD=1.22
これは何を意味しているでしょうか?
ユーロ(EUR)の価値を『1EUR/1.22ドル』として米ドルで価値表記しているということです。
為替レートはどうやって決まるのか?
為替レート(市場価格)は外国為替市場によって決まります。
外国為替市場は様々な通信機器を使って売買をする場のことです、
ですが外国為替市場といっても形もなく取引所もありません。
金融機関同士の取引を『銀行間取引』と、個人又は企業と金融機関との間の取引を『対顧客取引』と言います。
外国為替市場において、市場価格は供給(売り注文)と需要(買い注文)が等しくなるところに決まります。
ドル高とドル安/円高と円安とは?
ドル高/ドル安とは
ドルの価値が上がることを『ドル高』と言います。ドル高とは自国通貨建ての為替レートが、1ドル/100円から1ドル/105円に上昇する事です。
円単位で捉えた1ドルの円価格が上がる事です。
ドルの価値が下がる事を『ドル安』と言います。
ドル安とは自国通貨建ての為替レートが1ドル/100円から1ドル/95ドルに下がる事です。円で捉えた1ドルの円価格が下がることです。
円高/円安とは
円の価値が高くなる事を『円高』と言います。
『円高』は今回の上記添付画像の左『円高100→95円』のように
元々1ドルを得るには、
1ドルに対して支払う円のコストが100円でしたが円高(円の価値が上昇)になることで95円支払うだけで1ドルが手に入るということです。円を使ってドルに対して支払うコストが5円分(100→95円)割安になるという事です。
②円の価値が安くなることを『円安』と言います。
『円安』は今回の上記添付画像の左『円安100→105円』のように
元々1ドルを得るには、
1ドルに対して支払う円のコストが100円だけでしたが円安(円の価値が下落)になることで105円支払わなければ1ドルが手に入らないという事です。円を使ってドルに対して支払うコストが5円分(100→105円)割高になるという事です。
❶為替レートとは何?
❷価値の表し方と自国通貨建て外国通貨建てとは
❸世界の主要通貨
❹為替レートはどうやって決まるのか?
❺円安円高とは?